深く潜れ

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2006-05-08

21:13

きりもみしながら落ちてくる月光

松の葉で払いのける

夜行列車の放つ光が

世界を二つに区切ってゆく

白い世界に迷いこんで

黄色い羽をうばいとった

シュークリームのような気分で

そのまま地上へと落ちてゆく

草原にたくさん転がる岩の

その中のひとつになってしまう

空気や水を吸い込みながら

ヤバイエキスを滴らせ続ける

数十年にわたって

そのうち柵で囲まれるけれど

それでも滴らせ続ける

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